私は韓国に住みつつも本当に韓国のことについて知らないことが多く、それは、まさに日本に住んでいらっしゃる韓流ドラマをお好きな方に、韓国の芸能人について普通にレクチャーを受けてしまうくらい知らないことだらけ的な、
本当に韓国に住んでるの??
と聞かれてしまうくらい、近所のことにも詳しくないくらいのだめ韓国通なのですが、幸い、ご近所にお住いの日本人ママのおかげで日々つつがなく過ごさせていただいております。
本当に、おいしいランチのお店とか、学校の行事とか、すしバイキングとか、カフェとか。
こないだなんか、娘の腹の虫の居所が悪かったのでまったく話をしなかったときがあり、学校で職業体験の校外授業があったことをママ友から聞く始末。
えぇ!そんなとこ行ってたの??
みたいな。
そういえばこないだお昼代請求されたわ。
皆さんにはなかなかそう会えないのですが、会って話をすると
えぇ!!そんなものが??
というようなことをいつも教えていただいている次第でございます。
まぁ日本に住んでるからといって日本の芸能情報に詳しくなかったり、ドラマなんか全然知らなかったり、ということがあるのと似た感じだとは思うのですが、自分の服なんかは結局日本のネットで購入していたり、日本語のサイトを見ていたりすることが多いあたり、情報の検索範囲が広範囲でありつつも薄いため、質はガッツリ落ちますよね。
普段仕事ばかりで、あんまり韓国人のママ友なんかもいないですし。
近所に住んでいたはずの友達はいつの間にはイルサンに引っ越ししてて、
オンニ、遊びにおいで~~~
と久しぶりの電話でいわれました。
その子は、韓国のおばちゃん的な
誰が見てもはっきり自分の主張を押し通そうとしているのが見て取れる
的な言い方はしないのですが、なんていったらいいかな、私みたいなお人よしは
こういう人から学ばないと、韓国で暮らしていくにはいろいろ苦しくなるんじゃね?
という話し方で、ぐいぐい他人を自分の意向にもっていくすごい話術を持っています。
主張しつつも、私相手いたわってます、的な発言もうまくからませてくるので、無下にできない、というか。
そのバランスがね、もう絶妙なんですよ。
私、日本語でいいからしろ、といわれても多分できません・・・
私みたいにぼんやりしてる人から見るとある意味尊敬に近いですw
でもまぁだいたいは、やっぱり取引先のおばちゃんとの会話が多い毎日。
取引先のおばちゃんと立ち話をしながら、
最近一軒家を立てることにしたんだけど、やっぱり立地って重要よ。
(韓国で一軒家はそんなに多くない)
とか、
あそこのお店は昔ガッツリ稼いでね、今は息子さんのところがやってるんだけどね。
とかそんな話は聞いたりするんですが、まぁなんていうか、とりとめのない話感を脱しません。
そんな風にして私の韓国ライフはつつがなく紡がれていくのですが、先日は日本人ママからきいた最近の情報のおかげで、今年も生エビをおいしくいただくことができました<m(__)m>
こちらでは、秋のこの時期にだけ生の、生きているエビが市場に並んでくれまして、生で食べられたりするんです。生きているので、最初結構逃げ腰でしたが、おいしさを知ってしまったら、いやいやそんなの何のそので(笑)
韓国でくれるあの黒い袋の中でバタバタしているエビを子供たちとありがたくおいしくいただきました。
そして今年は、かねてより気になっていたソレポグで行われるエビのつかみ取りにも挑戦できましたよ~~~!!
ソレポグというところは、港的な感じで、ソウル近郊の海産物が結構並んでいる港市場みたいなところです。
(ちがったらすみません・・・)
韓国のカンウォンドとか、インチョンの水産物市場のちっちゃい版、みたいなイメージでしょうか?
せっかくだからと中の市場をうろうろしたところ、うちの子供たちは、
何かにおいがだめ、早くここでよう。
的な現代っ子ぶりを見せていましたが、生きてるエビとか魚にはわくわくしてるようでしたよ。
そんな市場のあるソレポグでは毎年年に一回、エビのお祭りが開かれまして、そこでエビのつかみ取りができると去年聞いた私はぜひ子供たちを連れてってあげたいと思ったんです。
なので朝から張り切りましたよ~~~~~!!
距離的にはそんなにないです。うちから車で約40分くらい。
駐車場なくなるかな?
と思って早めに出たのですが、エビのつかみ取りはなんと午後1時から。
一応祭りらしく、出店みたいなのはあるのですが、まぁ大して暇つぶしにもならない、というか。
正直、エビのつかみ取りがなければ、速攻帰ってるレベル
のお祭りでしたが、でもそれって、日本のうちの近所のお祭りもなれてしまえばそんな感じですので、まぁ、エビのてんぷらを食べたり、タルゴナを買ったりしながらぶらぶらしていたのですが。
・・・・・今年のエビのつかみ取りはですねぇ・・・・去年の、聞いていたものとは違い、残念ながら、もう
恐ろしいくらいもう超ぐだぐだ
な感じを露呈してました。
最初は、エビとカニのつかみ取り、とか言ってたのが、
今日はカニは取れなかった。こういうのは天候によって左右されるから、許してくれ。
みたいなアナウンスとともに、かにのつかみどりのほうは中止。
カニのチケット買った人は払い戻ししますから~~~~。
というアナウンスとともに、払い出し開始。
これも、なんだか司会として頼まれている、どう見てもアルバイトのお姉さんに言わせて、何とかしようとしている感じ。
そのうち、エビが到着して
おぉ~~!!
と思っていたのもつかの間。
一人10匹と決まっているつかみどりの中、大人はガンガンそれ以上つかんでしまうのか、突然
つかみどり用の袋ははじめには渡しません!!
時間がきたら(制限時間は3分で、3分が終了したら)渡します。
と言い出し、おいおい、じゃあつかんだエビはどうしたらいいんだ??
みたいな状態に場内騒然。
一応何匹とったか、の確認もするんですが、なんか追いつかないみたいで。もうたくさんとれないように、袋の配布をおくらすという・・・
っていうか、そんなんだったら韓国のあの黒い袋じゃなくて、なんか透明の袋でも準備して確認しやすいようにしとけよ!!と思いましたが、
その挙句、
つかみどりは子供だけです~~~~。
大人の人のは払い戻しします~~~~!!
というアナウンス。
これもバイトのお姉さんに言わせてる。
もうこうなってくるとさすがに、怒鳴りだすおじさん、おばさん登場。
↓
バイトの司会のお姉さん涙目。
↓
その横で、主催(?)のおじさん逆切れぎみ。
みたいな、もう
グダグダすぎだろ・・・( ゚Д゚)
的なことが繰り広げられていて、
いや~~~~。久しぶりにこういうの見たわ。
と私はにやにやしてしまいました。
最近は韓国もうまくまとめてくれる方がいたり、若い人なんかは昔みたいに瞬間発火みたいな人は減ってきてるんでね、ここまでのってみられないんですよ。
いろいろな意味で面白かったですw
正直、もうどうでもいいよ的な雰囲気でもあったのですが、日本に行った時、釣りをすごく楽しんでいた息子の記憶が、かろうじて私をここにとどまらせてくれたため、幸いエビのつかみ取りを子供たちは楽しむことができました。
とはいっても
こんな感じで、娘はエビが悠々と泳いでる、プールの中には全く、足の先すらしずめることができず、何とか息子が9匹。獲得してました。
息子もちょっとビビり気味でしたが(笑)なんとか兄としてのメンツを保っていました。
・・・・・・ちっ。腹の足しにもならなそうだぜ。
という量ですが、まぁ、いろいろ楽しかったので、よかったです。
去年はひとり5000wだったということですが、今年は2000wでした。
プールの中を泳ぐエビを見て、
エビって本当にあんな風に背中を丸めながら動いてるんだ・・・・
と印象的な動きに私、結構心奪われました(笑)
そして、家について自慢げにエビを持ち帰った息子がなんと!!!
自分の取ってきたエビを私に食べさせてくれるというのです。
殻とかむいて。(9匹しかいないのに)
これじゃぁちょっと数的に寂しいだろうと、うっかり母心がわいてしまった私は、近所の市場に別途生エビを買いに行きましたところ、そちらも一部のエビは殻をむいて生で、一部は焼いて調理までしてくれるという。
うち本当に子供たちが私に優しくて、時々涙でます。
エビのはらわたも取ろうか??
と聞かれた時には
お前どこでそんなの知ったんだよ Σ(・ω・ノ)ノ!
と思いましたが、まぁそんなことさせてたらきっと手を切るし、だいたい、どんなに待ってもエビが出てこないか、もしくは、(おそらく)手垢たっぷりな非常に生ぬるいエビがでてくる気がしたので、
ううん、大丈夫、そのままでもおいしいよ!!!!!!!
とそのままでお願いすることに。
そのエビがこちら
全然食欲そそられないですよね。ホントすみません。<m(__)m>
本人、踊るエビにおののきつつ、懸命に調理してましたので、ご勘弁を。
こちらはフライパンでさっと。
誰かが作ってくれるものっておいしいですよね♪
なのでおいしい、おいしいといって食べていたところ、それを見た3番目(小2)が闘志を燃やしたのか、次の日の夕飯はこれ。
ネタバレ的に言ってしまうと、中のご飯は、真っ白な何の手もかかってない純粋なご飯で(涙)しかもにんじんは
なんと生!!!!
え?うち、うさぎだったの??
みたいなオムライスですが。
いやいや、ニンジンもぼりぼり言いながら食べましたよ(笑)
カムジャタンとか食べに行くと、スティック状のきゅうりとニンジンとか出てくるとこありますしね。
これはおいしいニンジンだ、おいしいニンジンだ。
と自己暗示をかけて臨みました。
そんな作っていただいて文句とかだめです。
ところで、下の二人が、作っておいて、一番上が作らないとかってどうなの??
と迫ったところ、いやいや感満載で次の日、キムチチャーハンを作ってくれたのですが、いやいやな気持ちって食べ物にも映るんですかね。
おいしかったんですが、うれしい感じはなく、写真もうっかりとり忘れてしまいました。
まぁちょっとツンデレな娘なので、そのイヤイヤもどの辺までが本心かちょっとわからないのですが。
いずれにしても、しばらく夕飯は作らなくてよくて大変ありがたい週末でした♪
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